ASAのfqdnオブジェクト

  • object network オブジェクト名内で,fqdn に続いてホスト名を指定する.
  • 前もって dns domain-lookup ネームサーバのいるインターフェース名 および dns server-group DefaultDNS 内でname-server IP と domain-name によりドメイン名を定義しておく必要がある.
    • dns server-group内でDNSサーバが指定してきたTTLをexpire-entry-timerで上書きできる.
    • 同じくDNSサーバに問い合わせる間隔はpoll-timerで指定できる.分単位.
    • IPに解決ができないときのタイムアウトとリトライ回数はtimeoutとretriesにより指定できる.
  • fqdn で指定したホスト名がIPアドレスに解決されるタイミングは, オブジェクトがaccess-listに登場したとき.
    • access-listに登場している object-group でない場合, object-group に network-object object で追加できない.
  • どのIPに解決されたかは, show access-list および show dns で確認できる
    • show dns では, TTLの残り時間も表示される.
    • 残り時間はDNSに問い合わせたときに得られたTTLでリセットされる.
  • IPに解決できないfqdnを持つオブジェクトがaccess-listにある場合, そのリストはshow access-list では (inactive)として表示される.